引っ越した

引っ越しをきっかけに、放置していたこのブログを再開することにした。久しぶりにさかのぼって読み返すと、いちばん古い記事は19歳の夏に書かれていて、色々うわ〜ってなったのだけど(アラビアのロレンスあたりの感想文がよくないね)、消さずに上からかさねていくことにした。

とくに自分自身や文章力が成長した実感も全然ないのに、うわ~ってなるところが自分でもいやね~。

以前ひんぱんに書いていたころは、日記はほとんど書いていなかったけれど、これからは靴買ったとか、育児のこととか、コーヒーおいしいとか、そういった日常の話も書こうと思っている。現実がわたしにとって記録したいと思えるほど意味深いものになってしまったことに、やはりいまだに戸惑うし率直にいうと少しさびしい。

出産をきっかけに、急速に再生することもできなくなっていく数々の(感情というよりは)感覚への、なんだろう…、名残惜しさなのか、羨望なのか、まぁ執着を、無視したくないと思えてよかったと思う。この引越しをきっかけに目が覚めたようにそう思えた。

その感覚たちを、生まれつきじぶんに付属したいたものと思っていたし、たとえうんざりしても切り離せないものだとも思っていた。だけどたぶん、その忘却のスピードはこれから益々まして、わたし固有のものだと思っていたその何かしら(単純にただの若さだったのか?)は、きっといつか永遠に失われるのだろうな。もしかすると、年老いてひどくぼけたりしたら、ひょいと戻ってきたりするのかも知れないけれど。

再生できないという問題は、記録を残さなかった、という理由も少なからずあるはずなので、やや手遅れなのだけど、今日から率直に記録を残していきたいなぁと思っています。

短冊にブログ続けられますようにと書くために、7月までは続けよう。